中古車の買取相場というのは、さまざまな要因によって日々変動しています。
人気俳優がドラマの劇中で乗っていただけでもその車種の人気は上昇しますし、ガソリン価格の高騰が続けば、ハイブリッド車などの低燃費車の人気が上がります。
中古車の相場というのは、その時の世相や時代の流れによって大きく影響を受けるのです。
そしてもう一つ、中古車には高く売れる時期が存在し、その時期に車を売却することが高価買取を狙うためのポイントになっているのです。
売る時期によって査定額が変わる?
例えば、皆さんがキャンプやレジャーに出かけたくなる夏休みの前には、ワンボックスやミニバンといった車種の需要が高まりますし、11月あたりからは、雪道でも安定して走行できる4WD車の人気が高くなります。
つまり、高く売却することを考えるのであれば、売却しようとしている車種の需要が高まる少し前に売却すれば、そのほかの時期に売るよりも高く買い取って貰える可能性が高くなるのです。
売却には3月、9月が有利
買取相場は車種ごとの需要の変化だけではなく、年間を通して高く売れる時期があり、それが車業界では繁忙期と呼ばれる3月と9月なのです。
なぜこの時期なのかというと、まずディーラーでは期の目標台数をクリアするため、通常月よりも多くの台数を販売していることが挙げられます。
また、3月~4月は人々の生活環境が大きく変化する時期でもあるため、新たに車を購入する人が増える時期であるとも言われているのです。
以上のような要因により、3月と9月は販売される台数が多い月であり、当然中古車市場においても販売台数が飛躍的に多くなるタイミングということになります。
そのため、販売できる車を1台でも多く確保する必要があるため、通常月よりも中古車のオークション相場は高騰し、結果的に高価買取が期待できる時期と言えるのです。
もしも売却を急がないのであれば、3月や9月といった高く売れやすい時期まで待つというのも、車を高くお得に売却するコツと言えるでしょう。